ヒスイカズラを描きました。
唯一無二の美しいターコイズブルーで、存在感もあり、絵にしてみたいと思いました。
花言葉は、その存在感に似つかわしくなく、
「わたしを忘れないで」なのだそう。
絶滅危惧種であることが理由なのかもしれません。
わたしがその花言葉と、本来のこの花の素晴らしさを踏まえて感じたのは、
誰しもつい、自分に価値を付け加えようとするし、自分に能力を足そうとするし、もっと立派に、ちゃんと、良く見せようとして、日々他者と比較競争をして、自分をダメ出しし続けてしまうのだけれど、
本来の意識体で在る自分は、比較競争に励むエゴの自分(肉体の自分)に対して、「よそ見しないで、わたしをまっすぐに見て」と言っているということ。
本当は基準は自分自身であるし、美しさも、価値も私という存在と同一。外側に探しに行った途端に本来の価値や美しさから離れてしまう。
あなたはあなたという存在から目を離さないで、そんなメッセージを感じたのでした。
2022年制作(スケッチ)
顔彩、ペン
38 × 30 cm