SOLD OUT
こちらは店主のコラムのようなものを綴るページです。
例えば人間関係で、
いつも約束を守らない人がいるんです。
いつも自分勝手な人がいるんです。
いつもイライラしている人がいるんです。
そんな風に、「いつもこういう人が近くにいて困っている」というお悩みがある方は多いと思います。
けれど、これって実は、
約束を守らない人に困っている場合は、ご自身が頑なに、真面目すぎるほどに、「絶対に約束は守らないといけない!」ということを握りしめている、そこに固執している、そのことに囚われすぎているということの表れで、
「偏っているよ、やりすぎているよ」ということだったりします。
自分勝手な人に困っていたら、イライラしている人に困っていたら、それらも同じことで、「自分勝手は絶対にダメ」「イライラしたらダメ!」と強く自分に禁止しすぎている、偏っている、ということ。
何かに偏っていると、その逆をやる人が近くに現れて、ご自身の偏りのバランスを取ろうとする働きが起こるわけです。
この世界は常に偏りを平均に戻そうとする働きがあります。
それは神秘的なメッセージということじゃなくて、ホメオスタシス(恒常性)ということです。
その時にどうするかというと、
偏った力を緩める、ということです。
ほんの少しでいいから、その相手を見習ってみる、ちょっとでいいから相手のその要素を取り入れてみる、ということ。
でも、約束を守らないのは絶対的に悪いことじゃないですか!
と思われる方も多いのだけれど、これは人の決めたジャッジや約束の領域じゃなくて、自然法則の領域の話で、ホメオスタシスという自然の働きの話だから、良い悪いではないのです。
なので、もちろん、そこにこだわり続けて、約束を守らない人を見張り続けてジャッジし続けるのも自由。だけれど、その現象を変えたいのであれば、ご自身も「約束を守らない、守れない時があってもいい」と自分に許可を出してあげたらおそらくそれは無くなるはず。
それは絶対にダメだ!と過剰に闘い始めると、状況はおそらくさらに悪化するはず。
過剰なポテンシャルによって望んでも、働きかけても、逆効果なのです。
世界は、ジャッジではなくバランスによって成り立っている。
そのジャッジがどんなに正しかろうと、過剰であれば、そこに恒常性をもたらすためのことが起こる。
この仕組みを知っておくと、感情的になって戦うということもしなくなるんじゃないかな、、と思っております。